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式の前日のネタバレ&感想まとめ!最後の結末とそれからの後日談も

      2020/04/25

目次

『式の前日』とは

フラワーコミックαの単行本です

穂積さんのデビューコミックでもあり
2013年この漫画がすごい!で

オンナ編第二位

に輝いた短編集

中でも表題作『式の前日』について
紹介していきます


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『式の前日』結末のネタバレ&感想

式の前日のネタバレ&感想まとめ!最後の結末とそれからの後日談も

短い話です
18ページしかないですが

内容がとにかく深くて

登場人物は二人だけです

姉(アラサー)

弟(姉の八つ下、社会人三年生)

名前出てこないんですよね
年齢もはっきりとは出てこないですし
18で就職したとして
八歳年上ということは

29歳位なのかなとおもいまして

特別悲しい話ではありません

日常の話でただ最後の日常です
ウェディングドレスを着たりします

「あっちのが二の腕細く見えた気がする」
「かわんねーよ」

「寸胴に見えない?」
「かわんねーよ」

と会話を繰り広げてます

私これ絶対すると思う

絶対聞きますよ、私
僅かな差が一大事に繋がる
それが女の子と言うものです

「ちゃんとキレー?」

のセリフに顔を背けた弟
姉が殴るまでの四コマ

絶妙です

多分これもやるんだろうな…

最後に布団を並べて引いて
手を繋いで寝るシーンがあるんです
姉が泣いていて

終盤で二人の関係が明かされます

二人の両親は
姉が19歳、弟が11歳の時
事故で先立ったそうです

最後のごくありふれたフレーズ

『その二人に代り俺を育ててくれた』
『八つ違いの姉が』
『今日結婚する』

タクシーに乗りながら泣く姉を見ると

胸にこみ上げるものがあります

もう一度最初から
姉弟の関係を分かったうえで読むと
また感じ方が違うんですけど

二回目は泣きました(T_T)

悲しい話ではないんです
結婚ですし
どちらかといえば
おめでたい話ですよね

なのになんだか涙があふれる
最後の一文本当にありがちな

『今日結婚する』

が強く印象に残る話でした


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後日談『それから』の主人公は何と…

『式の前日』には
『それから』
というタイトルの短編が
一番最後に収録されています

その語り手にあたるのは

猫です

その猫は
先日弟に寄って拾われたそうです
白に茶色のぶち猫です

最初のページで
『式の前日』の登場人物である
姉弟の名前が判明します

姉:絵里
弟:俊明

らしいです
姉の旦那から
いきなり留守電が入り
それを猫がダラダラ聞いている
それが冒頭です

割とちょこちょこ

キーワードが出てきます

『一昨年まで一緒に暮らしてた姉ちゃんが』

でこの話は
『式の前日』から
二年後の話だと分かります

姉も姉の旦那も猫好きだとか
これは個人的な意見ですが
猫を拾った理由は

なんとなく姉を思い浮かべたからじゃないかと

平屋立ての家っぽいんです
つまり一軒家

その猫をみて
猫アレルギーだけれど
猫が好きだった姉を
ふと弟がなんとなく
思いだしたんじゃないかなと

話は戻りますが
冒頭の留守電は

姉の危機?を知らせる内容でした

一瞬危篤か?と思ってしまうんですよ
救急車で運ばれたとかあるので
ところがのちに電話で

『生まれた?』
『元気な女の子?』

なんだかホッとするんです
猫も何とか留守電を伝えようと
鳴いてみたり
じっと見つめたりするんですけどね

『人間は不可解である』

なんて思う猫の
達観しちゃってる?
みたいなところが
逆にホンワカ要素です

『式の前日』まとめ

式の前日のネタバレ&感想まとめ!最後の結末とそれからの後日談も

このコミックスには他に

『あずさ2号で再会』
『モノクロ兄弟』
『夢見るかかし』
『10月の箱庭』

が収録されています
どれも温かくて
どこかほろりと泣けます( ;∀;)

そんな話です
私のおすすめは

『10月の箱庭』

感動ものです
同時に不思議な話でもあります
是非書店で見た際は手に取って見てください

穂積さんの
『うせもの宿』
も感動できるので

感動ものを読みたい人には
これもおすすめです

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