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零崎双識の人間試験が漫画に!原作小説のあらすじ&感想をネタバレ

   

目次

零崎双識の人間試験が漫画に!原作小説のあらすじ&感想をネタバレ

『人間シリーズ』第一作漫画化

2004年に講談社ノベルズより発行された

『零崎双識人間試験』

そして2011年に文庫化されたこの小説は
漫画化もしてました!
全五巻で、特装版もあります!

漫画はシオミヤイルカさん
キャラクター原案は人間シリーズを始め戯言シリーズの表紙を手掛けた
竹さん

漫画として新しい命を吹き込まれた
『零崎双識人間試験』
今回は原作のあらすじについてお話ししたいと思います。


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『人間シリーズ』とは?

零崎双識の人間試験が漫画に!原作小説のあらすじ&感想をネタバレ

あらすじに入る前にまず、
簡単に『人間シリーズ』について
お話ししたいともいます。

『人間シリーズ』は『戯言シリーズ』の

外伝的小説です

戯言シリーズで出てきた零崎人識の家族たちの物語。
すべての作品のタイトルがが

人間○○

となっているので総称して『人間シリーズ』と呼ばれています。
既刊に

『零崎軋識人間ノック』
『零崎曲識人間人間』
『零崎人識人間関係』

があります。人間関係のみ四編構成です。


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『人間試験』の登場人物

登場人物を紹介!

零崎双識(ぜろざき そうしき)

殺し名序列三位『零崎一賊』の三天王(中途半端!)の一人です。

『二十人目の地獄』と呼ばれ、
大鋏、二つの和ナイフを螺子で止めた可動式ナイフ『マインドレンデル』を使うことから
零崎の間では『レン』と呼ばれています。

長身痩躯の為シルエットが針金人形のようらしいです。

格好は伊達眼鏡にスーツと
そこそこ普通にフォーマルな格好です。

推定30歳前後。

人識君(後述)の兄でもあります(血縁関係はありません)。
人識君曰く『鋏振り回して喜んでる妹マニアの変態』。

無桐伊織(むとう いおり)

一年を通して赤いニット帽をかぶった女子高生。

頭もよく、運動神経もよし、ちょっと抜けている一般人でした。

『なんでもできるからなんにもできない』の典型ともいえる
ある種の器用貧乏。

あることがきっかけで双識に「妹にならないか?」と持ち掛けられます。

早蕨(さわらび)

殺し名序列一位『匂宮』の分家。
長男刃渡(はわたり)、次男薙真(なぐま)。

とある理由で零崎を滅ぼす為に来た殺し屋です。

本来なら長女弓矢(ゆみや)がいますが、すでに故人。

刃渡は刀、薙真は大薙刀を武器として使います。
刃渡は無口ですが薙真はどっちかというと饒舌。

物語の第四話と八話において弓矢の独白調から始まっています。

零崎人識(ぜろざき ひとしき)

零崎一賊における秘蔵っ子。

放浪癖があり、かなりの甘党。

一時期『自分探し』で京都にいましたが
いろんな理由で京都を離れた。

双識の弟で兄の兄弟愛が
若干うっとうしいお年頃ですがが、
嫌ってはいないみたいです。

基本の獲物はナイフですが、
『曲弦糸』(きょくげんし)という糸を使った技も習得。

ただ、自分には向いてないらしく射程は三メートルです。

時宮時計(ときのみや とけい)

呪い名『時宮』の一人。

存在は割れているものの
ツチノコ並みにレアらしいです。

操想術という催眠術のようなものを使います。

老婆、幻覚を見せることも可能ですが、痛みは幻痛ではないです。

結界をはることも可能です。

匂宮とは対極関係ですが、
利害の一致からか匂宮の分家早蕨と手を組みます。

零崎双識の人間試験のあらすじ&感想

零崎双識の人間試験が漫画に!原作小説のあらすじ&感想をネタバレ
時期は戯言シリーズ『クビシメロマンチスト』のすぐあと
五月の終わり~六月初め位だと思います。

冒頭は双識が電車でとある少年に『死』について説くことから始まります。
初対面の少年に『死の概念とは』について語る双識
少年を学校に行くように説得したのち、
襲撃者に出くわします

そして血塗られ物語はこの言葉と共に幕を開けます

「さあ、零崎を始めよう」

この台詞がこそが人間シリーズの特徴ですね。
割と個人によって言い回しが違うんです。
そしてそこが面白い!

とある高架の下
ごく普通の女子高生にして今作のもう一人の主人公
無桐伊織がうっかり同級生
男子高校生の喉を刺し貫き殺してしまってました

恐ろしく緊迫感に欠ける伊織ちゃん

なんというかノリが軽いというか、
ことの重大さと言動が恐ろしくあってないんですよね…。
一言でいうと

『うっかり殺しちゃった、テヘペロ☆』

的なゆるいかつかるーいノリです。
そしていつからそこにいたのか、双識の姿が。
話している中、急に殺したと思っていた男子が起き上がり、
襲い掛かりますが、

双識によって首を刈り取られ絶命

それに興奮して、誰だこいつと思っていた双識が
急に魅力的に見えてきた伊織ちゃん。
しかし、その勘違いに近い何かは双識の言葉で我に返りました

「私の妹にならないかい?」

三点リーダーさんも自分の沈黙後のモノローグ

『変態だった』

この落差が面白いです。
そしてそのやり取りを隠れて見ていた二つの影

何とか双識を振り切り、家に帰りついた伊織ちゃん。
しかし、自分が身にまとっているものといえば血まみれのセーラー服
恐る恐るリビングに続く扉を開けると

見知らぬ青年が一人食卓でご飯を食べていました

その青年の名は早蕨薙真。
家族の所在を聞いた時おいておいたと聞かされ
フォークを振り上げ、薙真に襲い掛かる伊織ちゃん。
大薙刀をふるう薙真に殺されそうなところに

突如首が窓ガラスを突き破り、なにごともなかったかのように
双識が姿を現します。

屋上で決戦を持ち掛ける双識

そして何故か伊織ちゃんを頑丈なゴム紐的なもので
拘束してから屋上へと向かいました。
双識曰くこうしてないと町一つ地図から消えかねないから

伊織ちゃんは『零崎』になりかけていました。

というより、同級生を殺したことで眠っていた因子でしょうか
それが覚醒してしまったのです。
『零崎』は生まれつき、何らかの因子をもち
殺人で覚醒すると考えた方がいいようです。

しかし、拘束したがため
刃渡に拉致された伊織ちゃん。

一方薙真に苦戦する双識。
大薙刀を始めて相手取り、間合いの長さを警戒するため
踏み込みきれない。

追い詰めはするものの結局とり逃します。

伊織ちゃんの家へ行くと拉致された後
無残に殺された伊織ちゃんの家族に敬意を表す、双識。

「彼女をここまで『守って』くれて本当にありがとうございます』

「あなた達はそれを誇っていい、私はそれを尊敬する。だからここから先は、私に任せてください。私の妹は、私が守ります」

と。

そして双識をおびき出す餌として
どこかに監禁された伊織ちゃん。
すぐに場所に検討をつけやってくる双識。

なんかその間伊織ちゃんが一人、手を天井からつるされて
足浮いてるし、目隠しされてるのに

「ごほっ、ごほっ、ゴッホ『ひまわり』」

とか

「ザ・ハングマン」

とか一発芸のようなものを刃渡り相手にしていましたが…。
なんだかシリアスな物なんですけど、
どこまでも緊迫感に欠けます…。

そしてそこが面白おかしいです(*´▽`*)

一方双識は人類最強から逃げていました。
それは

『死色の深紅』

公園の一角にはとても見えない明らかに
つくりかえられた森林のなかを
立体的に逃げる、双識。

絶体絶命と思われたところ
小さな矛盾から正体を見破り、
双識の『恐怖』の対象だったものの幻。
それこそが『時宮』の操想術でした。
時宮を殺害するも、結界はそのまま
痛めつけらえた部分のダメージもそのまま
回復もままならない最悪のタイミングで

刃渡が双識の目の前に現れます

一方伊織ちゃんは薙真によって拘束を解かれ
自分で死ぬか
薙真に殺されるかの二択を突き付けられます。
目隠しをされたままでも匕首を本能的に取り
それを薙真に突き付けている。

「いまなら人間のまま死ねる」

薙真はそういって説得を試みます。
しかし、結局のところ
匕首を跳ね上げ、梁に刺さらせたというのに
怒鳴りながら、薙真に襲い掛かった伊織ちゃん。
一度は零崎双識から逃げおおせたその両手の鋭い爪をもってして。
しかし抵抗空しく、爪をはがれ
激高した薙真によって、右手首を切断されます。

それでも拘束されていたプレハブ小屋を揺らすような怒声の後
梁から落ちた匕首片手に

薙真の肩をざっくりと切り裂いた伊織ちゃん

そして双識のピンチを助けるため双識のもとへ

零崎双識の人間試験が漫画に!原作小説のあらすじ&感想をネタバレ
そして薙真の前には妹の仇である、『零崎人識』の姿が
薙真が叫びながらとびかかるものの、
極細の糸によって切断され、絶命。

「どうやら俺のことを知っていたみたいだったけれど……しかし誰だ?こいつ」

矛盾が生じ始めます。

その頃双識は実は一卵性双生児だった
薙真の兄、刃渡に仕込み刀で脇腹を刺され
ほっといても出血多量で死ぬ間際

そこに伊織ちゃんが駆けつけるものの
ろくに攻撃を加えられないうちに
今度は左手首を切断されます。

そこにのこのこやってきた人識くん

本気でのこのこやってきたって感じなんですよね
狙ったかのようなタイミングで

人識の口から語られたのは
長女弓矢を殺したのは自分ではないこと
その頃京都で連続殺人を起こしていたという鉄壁のアリバイ
おそらく『時宮』が適当に俺の姿を借りて
零崎と匂宮をつぶし合わせようとしたのではないか?

という衝撃的な事実!
それを語り終えたあと

「戯言だっつーの、馬鹿野郎」

人識くんによって、両手首を極細の糸で止血され、
双識に『自殺志願』を咥えさせられた
伊織ちゃんが刃渡りの背中に張り付くように

刃渡りの胸にブレードを食い込ませていました

そう戯言。
結局どれが真実かはわからず、すべては憶測。
人識くんの話に根拠なんてまるでない。

「てめぇら、全員。最悪、だ」

ぐらりと傾く刃渡に

「知ってるよ」

と双識、伊織ちゃん、人識くんの三人が声をそろえました。

すべてが集結し人識君と伊織ちゃんが電車に乗っていると
電車が突然何者かに止められます。
『彼女』は『死色の深紅』と呼ばれる。

「閉塞(おひらき)に来たぜ、殺人鬼」

人識くんが酷く仕方なさそうにナイフを
『彼女』へと向ける

「その人、人識くんの敵ですが?だったら私の敵ですね」

プリーツスカートに隠れていたホルスターから鋏が飛び出す

それはいつかだれかが『自殺志願』と呼んだもの

「零崎を開始します」

そうして始まった物語。

全体的に戦闘シーンがものすごくいいんですよね。
結構えげつない描写もありますが
そこまで生々しくないんですよね

人間シリーズの始まりにふさわしい第一作
当初刊行されていた新書サイズには
壁紙のCD-ROMが付いていました。
多分、もう今のPCの規格とはずれていて使えるかは不明ですが
ファンにはたまらないものでした!

零崎双識の人間試験の原作小説と漫画の差!

零崎双識の人間試験が漫画に!原作小説のあらすじ&感想をネタバレ
漫画は電子書籍にもなってます!
ちょっとPCで試し読みしましたが

漫画はやっぱりバトルシーンがカッコいいですね!

漫画、書籍はアマゾンや書店でもお買い求めいただけます!

今は第二作にあたる

『零崎軋識人間ノック』

が漫画化しています。
こちらは少し前、人識君が中学生くらいの話です。

これからがまだまだ楽しみな人間シリーズ!

全作おススメです!


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