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ナラタージュが映画に!原作小説のあらすじネタバレ!結末の感想も

   

目次

ナラタージュが映画に!原作小説のあらすじネタバレ!結末の感想も

ナラタージュ映画化!

2008年に出版された
作家島本理生さんの小説

『ナラタージュ』が

2017年秋に全国ロードショーされます

主演は

嵐の『松本潤』『有村架純』

とかなり豪華!

今回はその『ナラタージュ』のあらすじのネタバレと
結末の感想についてお話しします!


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ナラタージュの原作小説のあらすじネタバレ!

『ナラタージュ』とは小説の表現方法一つです。
過去の恋愛を主人公が回想形式で語る小説全般を
『ナラタージュ』というそうです。

この小説はどうにもならない思いを抱えた二人がそれでも惹かれあう恋愛小説です。

登場人物

ナラタージュが映画に!原作小説のあらすじネタバレ!結末の感想も5

工藤 泉(くどう いずみ) 
19歳の女子大生。
高校では演劇部に所属。悲しい過去があります。

ナラタージュが映画に!原作小説のあらすじネタバレ!結末の感想も

葉山(はやま)先生 
32歳の教師で泉の恩師です。
担当は世界史、演劇部の顧問でもあります。
既婚だが複雑な事情で別居中

小野 玲二(おの れいじ) 
19歳大学生。
泉とは違う大学で理工学部。演劇部の元部長、黒川の友人。

柚子(ゆず)ちゃん 
演劇部の後輩。
可愛らしい印象の女子高生。

主要人物はこの四人です。
物語は泉が語り手として進みます。


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あらすじ

物語は結婚を控えた泉が彼と
新居を見学にいき、彼の言葉で
葉山先生とのことを回想するところからはじまります。

泉は19歳の時両親のドイツ転勤をきっかけに一人暮らしすることに。
大学とバイトをしながら生活しているところに
高校の時の恩師葉山先生から

『演劇部の部員が足りないから客演として来てほしい』

と頼まれ、
久しぶりに演劇部の仲間であった黒川や親友の志緒
そして後輩たちと会い懐かしい気持ちに。

そして葉山先生と再会。
葉山先生とは人間関係で泉が悩んでいた時
親身に相談に乗ってもらい、

卒業式にキスをした

恋人でもないけれどただの教師と生徒ではない
そんな微妙な間柄でした。

ナラタージュが映画に!原作小説のあらすじネタバレ!結末の感想も

いまだに葉山先生への想いを断ち切れない泉
それを知ったうえで
黒川に連れられ客演をすることになった小野君に

「好きだ」

と言われたものの、一度は受け入れられず断ってしまいます。

葉山先生が休みとの一報を受け
泉は直感的に『体調不良ではないな』と感じ
探すことに。
そして、葉山先生の事情を知ります。

妻のことを考えず、母と同居を決めてしまったこと。
母子家庭でそうしたいという彼の想いを汲んで同意してくれたものの
うまくいかず、妻が心を病んでしまったこと。
曰く

「母は自分が思うより強く、妻は自分が思うより神経質だった」

とそれが原因で妻が実家に帰ってしまい。
今は母とも離れ一人暮らしをしていること。
なんとなく離れがたい気分になり、
二日だけ恋人のように過ごす二人。
しかし、泉から

「もう、こんな風には会いません」

と過去と決別する決意を打ち明けられ、
別の道を歩くことを決意します。

ナラタージュが映画に!原作小説のあらすじネタバレ!結末の感想も

何とか客演をした舞台も成功、
その後小野君に

「このまま俺と長野に行きませんか」

と誘われ一度『合宿』と称して行った
彼の実家に行くことになった泉。
小野君の両親に歓迎され、彼の友人と会い
楽しいときを過ごし、別れ際に

「俺と付き合って欲しい」

と再び言われ、小野君と付き合うことに。

満ち足りた生活を送る泉。
しかし、葉山先生からの電話によって
急激にギクシャクし始める二人の仲。

二人の間を修復する暇もなく
小野君と二人で寝ていた深夜一本の悲報がもたらされます。
泉の後輩である柚子ちゃんが

歩道橋から飛び降り意識不明の重体で病院に運ばれたと

小野君と駆けつた時には
集中治療室に入った柚子ちゃん。
憔悴する葉山先生に何も言えなかった泉ですが
小野君と帰る途中、戻ると口にします。

「やっぱり葉山先生のところに戻る」

そういう泉を小野君は何とか説得しようとしますが、
泉の意思は固く、小野君は

「膝をついてあやまれ」

と要求します。
それに素直に従い、額が地面につくまで頭を下げた泉。
もう泉を取り戻すことは出来ないと悟った小野君が去り、
泉は葉山先生のもとへ。

後日柚子ちゃんの意識は戻らず、
人工呼吸器を外す、という選択がされ帰らぬ人に。
柚子ちゃんが死ぬ前同じ演劇部の新堂(しんどう)君に
託した手紙で彼女が隠していた事実を知ります。

アルバイトの帰りに乱暴を受け、
激しい自己嫌悪に襲われたいたこと。
どうにもならない苛立ちで突発的に家を出てしまったり、
一度心療内科の診察を受けると決まったこと
それでも『なにもかたることは出来ない』とまで思い詰めていたこと。

18歳の少女が背負うにはいささか重くつらい
そんなことが書かれた手紙。

悲しみに暮れる中、小野君とも後日話し合い
今度こそ円満にわかれることが出来た泉。
安心したのはつかの間、葉山先生が『大腸炎』で
入院することに。
お見舞いに行った泉を抱きしめながら

「僕は君が好きだ」

と伝えた葉山先生。
泉もまた

「私も好きです。どうしようもないほど、あなたが好きです」

と思いを伝えあうものの、
過去の自分たちと決別することを決意した二人。
葉山先生が退院し、
彼の部屋で抱かれた後
こんなものしかあげられないのかと
泉の目をのぞき込み模索する、葉山先生。
泉は葉山先生にこう叫びます。

「お願いだから私を壊して、帰れないところまで連れて行って見捨てて、あなたにはそうする義務がある」

と。
そんなことは出来ないという葉山先生に

「なら、もう二度と現れないで、どこか遠いところで幸せになって。ひとりで幸せになってあなたなんてどうでもいいと思わせて」

その一言で、もう二度と会わない約束をした二人。
別れる前に葉山先生は
幼い頃親の離婚で離れた父親にもらった銀の懐中時計を泉に渡します。

結末の感想

その後映画の配給会社に勤めた泉。
(作中にそういう仕事したいと言っていて希望の仕事に就職したとあるので、
多分そうなんだと思います。)

たまたま会食したカメラマンが葉山先生の友人で
彼は妻と幸せになったこと
それでも卒業式に泉と撮った写真を定期入れに入れて持っていること
これからも苦しさと引き換えに彼と出会ったあの日に帰れる
その途方もない幸福感にも似た熱い衝動に涙する泉。

結局はどこまで行っても出会うことは二度とない
そんな悲恋でした。
ただ、最後はどこか清々しさに満ちていて、
優しいのにどっか切なくて涙がこぼれました。

幸せになってハッピーエンドだからこそ

切ない余韻が長く響きました

若干重いテーマもありますが、
読み応えのある小説です。

ナラタージュが映画化!最後に

一番最初に読んだ島本理生さんの小説です。
それが映画化なんて感慨深いですね。

監督は『世界の中心で、愛をさけぶ』、『ピンクとグレー』など
大ヒット作のメガホンをとった

行定勲監督

映画という形で新たな命を吹き込まれる『ナラタージュ』
映画の方にも期待がかかりますね。

映画もですがもちろん小説もおススメです、
見かけた際はぜひ手に取って見てください。

読みごたえは本当にある作品です!
恋愛小説好きにはたまらない一冊になると思います!


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